Virtual Board Meeting · 2026.07.25

HP制作の売上を
月10万円にするには、何を優先すべき?

青木さとこ|石川県のお店HPサポート。5つの役割が、成長・採算・顧客価値・自由・失敗リスクの視点から本音で検討した議事録です。

議題:月商10万円 対象:石川県の小さなお店 期間:まず4週間 結論:営業導線を1本に絞る
01 / CURRENT

会議で確認した現在地

¥0 収支管理に記録された現在の売上 2026年5月の既存ファイルを参照。最新実績が未記入なら要更新。
¥49,800〜 既存のライトプラン 1ページ・スマホ対応・フォーム・Googleマップを含む。
¥99,000〜 既存のスタンダードプラン 5〜8ページ。目標額に近いが、初回受注の壁と制作負荷が高い。

判断上の前提:成約率や商談数の実績データはまだ確認できないため、以下の件数は「最初の4週間で検証する仮説」です。実績が出たら毎週修正します。

02 / DISCUSSION

5人の役員による議論

GROWTH

成長責任者

優先すべきは制作ではなく「毎日、見込み客に具体的な改善提案を届けること」。

  • 商品は「予約・問い合わせ導線を整える1ページHP」1つに絞る。
  • 石川県の美容室・整体・個人サロンを優先し、HPやSNSの弱点を1つ見つけて個別DMする。
  • SNS投稿だけで待たない。平日5件の個別提案と、週2件の無料診断を先行指標にする。
  • 実績例は営業時の信用材料として使い、ポートフォリオ改修自体を目的化しない。
「月10万円は、フォロワー数ではなく商談数から逆算する。」
¥
FINANCE

財務責任者

49,800円を2件だけでは99,600円。目標に400円届かず、値引きにも弱い。

  • 主商品を税込55,000円の定額パックに整え、月2件=110,000円を基本モデルにする。
  • または既存49,800円を維持し、月次更新5,000円を最低1件つけて104,600円にする。
  • 99,000円プラン1件だけに賭けると、失注した月が0円になる。
  • 補助金を前提に販売しない。対象可否や採択は確約できず、説明負荷も高い。
「売上目標には、件数・単価・入金時期をセットで置く。」
CUSTOMER

顧客責任者

お客様が欲しいのはHPそのものではなく、「予約前の不安が減り、連絡しやすくなる状態」。

  • 「きれいなHPを作ります」ではなく、料金・予約方法・地図・SNS・問い合わせを一画面で分かりやすくすると伝える。
  • 無料診断は改善点を3つ並べず、最重要の1点だけを画像つきで渡す。
  • 最初から制作を売り込まず、「直すと予約しやすくなる箇所」を本人に確認する。
  • 納品範囲、修正2回、納期、誰が文章や写真を用意するかを契約前に明確にする。
「HP制作を売らず、お客様の迷いを減らす改善を売る。」
FREEDOM

自由の守護者

月2件を取れても、無制限修正と個別対応で時間を失えば続かない。

  • 平日は「営業30分、制作90分」など上限を決め、営業を後回しにしない。
  • 1ページ型の共通構成を使い、毎回ゼロからデザインしない。
  • 無料対応は15分の診断まで。文章作成・画像選定・複数案は有料範囲にする。
  • 同時進行は2社まで。特急対応や3回目以降の修正は追加料金にする。
「売上10万円より、毎月繰り返せる10万円を作る。」
!
DEVIL'S ADVOCATE

悪魔の代弁者

今のままでは月10万円に届かない可能性が高い。理由は「制作できること」と「買う理由」が混ざっているから。

  • 料金表やポートフォリオを何度直しても、個別提案を送らなければ商談は増えない。
  • 無料診断を重くすると、無料作業だけ増えて有料化しない。
  • 49,800円〜150,000円の3プランを同時に説明すると、実績の少ない段階では相手が選べず止まりやすい。
  • 「石川県の小さなお店」はまだ広い。最初の20件は美容室・個人サロンなど1業種に寄せないと提案が薄くなる。
  • 平日5件のDMさえ4週間続かなければ、商品や価格ではなく営業実行量がボトルネック。
「新しいHPを作る前に、今日5件送れない理由を潰すべき。」
03 / CHAIR DECISION

議長の結論

結論案 最優先は、主商品を「税込55,000円・予約導線つき1ページHP」に一本化し、平日5件の個別提案から月2件を受注する営業導線を4週間回すこと。制作物やSNS投稿を増やすのは、その後。

採用した意見

  • 成長:個別提案と商談数を最優先
  • 財務:55,000円×2件=110,000円
  • 顧客:HPではなく予約の分かりやすさを売る
  • 自由:1ページ共通型・修正2回・同時2社まで
  • 反対役:最初の20件は1業種に集中

捨てた意見

  • 99,000円プラン1件だけで達成する賭け
  • 無料でHPや文章まで作り込むこと
  • 3プランを最初から全部説明すること
  • SNS投稿だけで問い合わせを待つこと
  • ポートフォリオの無期限な磨き込み

残る懸念

  • 55,000円への反応はまだ未検証
  • DM→返信→相談→成約の実績率がない
  • 最新の売上・作業時間が収支表に未記入

判定ルール

  • 20件送って返信0:対象か冒頭文を変更
  • 相談3件で成約0:商品説明か信用材料を改善
  • 1件15時間超:範囲・テンプレ・価格を見直す
04 / REVENUE MODEL

月10万円の作り方

売上 評価 理由
55,000円 × 2件 110,000円 採用 1件失注のリスクを分散でき、商品も標準化しやすい
49,800円 × 2件+保守5,000円 × 1件 104,600円 代替案 既存料金を維持できるが、初月は保守契約がない可能性
99,000円 × 1件+保守5,000円 × 1件 104,000円 第2段階 成約単価は高いが、初回顧客には説明・信用・制作負荷が重い
9,800円 × 11件 107,800円 不採用 顧客対応が増えやすく、HP制作の主商品として採算が合いにくい
25件 / 週 個別提案 平日5件。まず100件で傾向を見る。
2件 / 週 15分の無料相談 診断結果の説明と有料範囲の提案。
2件 / 月 受注目標 実績率が判明したら必要提案数を再計算。
05 / 4-WEEK SPRINT

次の4週間でやること

WEEK 1

商品を1枚にし、20件へ送る

  • 商品名・55,000円・納品範囲・修正2回・納期を固定
  • 美容室または個人サロンの候補20件を選ぶ
  • 各店の予約導線を見て、1店1点だけ個別提案
  • 送信数・返信数・相談数を記録
WEEK 2

反応が出た文に寄せる

  • 返信があった冒頭文と指摘内容を残す
  • 反応ゼロなら業種・対象・冒頭文のどれか1つだけ変更
  • 無料相談では現状→損失→改善後の順で説明
  • 相談後24時間以内に見積もりを送る
WEEK 3

1件目を納品し、型を残す

  • 共通構成で制作し、例外対応を増やさない
  • 制作時間を記録し、15時間以内を目安にする
  • 公開後に掲載許可を取り、実サイトの画像を実績へ追加
  • 紹介を1人お願いする
WEEK 4

数字で継続・修正を決める

  • 提案100件、返信、相談、見積もり、成約を集計
  • 詰まった1か所だけ改善する
  • 2件目を成約、または翌月の商談日を確定
  • 売上と支出を収支管理へ記入
06 / READY TO SEND

最初に送るDM

はじめまして。石川県で小さなお店のHP・予約導線づくりをしている青木さとこと申します。 〇〇様の[Instagram/HP]を拝見して、[料金・予約方法・アクセスなど具体的な箇所]を1か所整えると、初めての方がもっと予約しやすくなると感じました。 よろしければ、改善イメージを1枚にして無料でお送りします。営業のお電話はしませんので、必要でしたら「見たい」とだけご返信ください。

店名と具体的な改善点は必ず個別に書き換えます。「HPを作りませんか?」から始めず、相手の予約しにくさを1点だけ示します。

07 / DO TODAY

今日の最優先3つ

1 主商品を55,000円の1ページHPに決める 含むもの・含まないもの・修正2回を明文化。
2 最初の対象を1業種に絞り、5店選ぶ 美容室または個人サロンから開始。
3 上のDMを5件、個別化して送る 今日の完了条件は「準備」ではなく送信5件。

今日はやらないこと

新しいサービス追加、ポートフォリオ全体の作り直し、SNS投稿の大量作成、ロゴ変更、補助金の詳しい調査。今は商談につながる個別提案が先です。